世界2,500ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

興聖寺

こうしょうじ
美しさ ★★
静寂さ ★★★
京都府宇治市
  • 興聖寺 山門

    清々しい早朝から枯山水と池泉庭園を拝観

    池泉庭園 枯山水
    庭園面積 300坪 (小規模)
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成

興聖寺の由来

興聖寺は鎌倉時代(1233)に創建。僧侶の育生を目指す修行道場として全国最初に開かれ、曹洞宗最古の寺院でもある。その後、江戸初期(1649)に宇治にて再興され現在に至る。






  • 薬医門をくぐったところにある法堂前の枯山水

    宇治平等院から宇治公園を経由した2つの橋を渡り、約15分程のところに曹洞宗最古の寺院・興聖寺がある。観光寺のようにみえないが、駐車場完備(有料)で座禅や写経も受け付けている寺院である。山門と薬医門をくぐったところにある法堂前の枯山水までは無料で拝観できる。

  • 興聖寺 亀石組

    亀石組のような意匠であり、美しい石組で構成されている。

  • 興聖寺 亀石組

    別角度から撮影、右手前の石が亀尾石で、築山頂の反対側にある立石が亀頭石であろう。

  • 興聖寺 蓬莱山

    蓬莱山とおもわれる力強い立石は、三尊石風に組まれている。蓬莱山とは不老不死の仙人が住む山とされ、長寿の象徴である鶴石組と亀石組とセットで組まれることが多い。つまり、この庭園は蓬莱式の枯山水といえる。

  • 興聖寺 大書院

    ここから先は志納が必要。枯山水右手の廊下を渡ると券売機があり、パンフレットを受け取り山内を拝観。大書院から池泉庭園を眺める。日没から観光客を受け付けており、およそ朝5時から開門。拝観料が必要な寺院としては最も早いのでないだろうか。折角なので朝7時に訪問して、静けさのなか庭園を満喫する。

  • 興聖寺 池泉庭園

    池泉庭園には石造多層塔と黒松を植樹した出島と、中島が造られている。

  • 興聖寺 池泉庭園の滝石組

    出島は丸石が組まれた滝石組となっている。

  • 興聖寺 池泉庭園の中島

    中島は沢飛石と切石による石橋が架けられていて、園内を散策できるようになっている。中島を取り囲む護岸石組はしっかりしたものだ。

  • 興聖寺 石造多層塔

    石造多層塔に置かれた城模型。遊び心がある寺院のようだ。

  • 山畔を活かした苔庭

    大書院の反対側には山畔を活かした苔庭がある。ふかふかな苔が気持ちよさそうだ。

  • 開山堂近くの枯山水

    開山堂近くの枯山水。枯池には、夜泊石のように配置した石がみられる。夜泊石とは蓬莱へ向かう集団船(宝舟ともいう)が、夜のうちに船溜まりに停泊している姿を抽象的に表現したものといわれる。夜泊石の代表格は山口県宇部市の宗隣寺 龍心庭である。京都では鹿苑寺庭園(金閣寺)で夜泊石をみられる。

  • 石橋を跨いで石が連なっている

    石橋の反対側から眺めると、石橋を跨いで石が連なっているのがわかる。

  • 階段のような長い枯滝石組

    開山堂南側は、まるで階段のような長い枯滝石組がみられる。平等院三室戸寺が有名過ぎるため穴場感ある寺院となっているが、歴史ある名刹で見逃さないようにしたい。


総評
無料拝観できる法堂前の枯山水が実はハイライトでないだろうか。ただ、大書院では落ちついて座って池泉庭園を愉しめるので、ぜひとも志納して山内を拝観しよう。
×配管が目に付くことが多いので、上手く隠すなどの処理が欲しかった。


アクセス
京都府宇治市宇治山田27-1
京阪「宇治」駅より徒歩約15分、JR「宇治」駅より徒歩約25分

駐車場
あり(有料 500円/回)

開園時間
夜明けから日没まで(おおよそ5時~17時)
※行事により、入山規制あり。

入園料
法堂前の枯山水 無料
山内(池泉庭園) 300円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2019-07-14 (日) 更新日 2019-07-27


興聖寺周辺の庭園

平等院
宇治市 0.7km
平等院
スターバックスコーヒー 宇治平等院表参道店
宇治市 0.7km
スターバックスコーヒー 宇治平等院表参道店
三室戸寺
宇治市 1.2km
三室戸寺

100km以内の庭園スポットを直線距離で表示




京都府の人気夜景スポット