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三室戸寺

みむろとじ
美しさ ★★
静寂さ ★★
京都府宇治市
  • 三室戸寺 山門

    アジサイだけではない、中根金作による日本庭園

    池泉庭園 枯山水
    庭園面積 1,000坪 (大規模)
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成

三室戸寺の由来

創建は奈良時代(770年)光仁天皇(こうじんてんのう)の勅命(ちょくめい)によって創建。室町末期に織田信長に焼き討ちにされるが、江戸末期に再興。現在では紫陽花で有名な寺院となり、また境内には昭和の「小堀遠州」と称えられた中根金作(なかね きんさく)によって、平成元年(1898)に作庭家された日本庭園がある。勅命:命令






  • あじさいで有名な三室戸寺

    あじさいで有名な三室戸寺は、大学時代にあじさいライトアップに訪れた大切な想い出の場所だ。あれから25年ほど経過し、2度目の訪問はあじさい時期が終わった7月上旬。当時は気づかなかったが、あじさい園の奥には中根金作による日本庭園「与楽苑」がある。「与楽苑」は石庭と池泉庭園で構成され、「与楽苑」の奥には枯山水の「モミジ園」が控える。

  • 「与楽苑」の石庭

    まずは「与楽苑」の石庭。文献や有識者による記述などは見つからなかったが、鶴石組、亀石組、蓬莱山らしき意匠がみつかることから、不老不死を願う道教的な思想「蓬莱神仙思想」に基づいた蓬莱式庭園だろう。写真は鶴石組、亀石組のどちらかであり、なめらかな刈込みが美しい。道教的:中国三大宗教の仏教、儒教、道教のひとつ

  • 鶴石組もしくは亀石組

    もう1つの鶴石組もしくは亀石組。

  • 枯山水という表現のほうが正しい

    白砂敷きの石庭の一部は苔庭となっている。ちなみにパンフレットには石庭と記載されているが、石庭とは植栽をほとんど用いない庭園のことであり、こちらは枯山水という表現のほうが正しいと思われる。

  • 蓬莱山らしき石組

    石庭西部には、蓬莱山らしき石組がみられる。与楽苑のなかで、もっとも力強く意欲的な石組である。

  • 広角レンズで撮影

    与楽苑を焦点距離18mmの広角レンズで撮影すると、鶴石組(もしくは亀石組)と蓬莱山の位置関係が分かる。

  • 池泉庭園

    続いて池泉庭園を東屋から撮影。池泉には中島が設けられ、石橋が架けられている。

  • 護岸石組

    護岸石組が巨石で組まれている。ただ、どうも植栽が多すぎるような感じがする。

  • 三室戸寺 モミジ園

    与楽苑の奥にあるモミジ園。庭園形式は枯山水といえる。立ち入りできないが、苔で覆われた野筋の奥には三尊石風の石組が見られる。野筋:低い築山

  • 三室戸寺 モミジ園

    右奥には石灯籠もみえる。苑路が造られていないことから、整備中という訳ではなく、この地点から観賞する枯山水なのかもしれない。

  • 開花時期の過ぎた「あじさい園」

    開花時期の過ぎた「あじさい園」。また再び、アジサイの咲き乱れるシーズンに訪れてみたい。


総評
蓬莱式庭園とおもわれる石庭の石組と刈込みが美しい。
×池泉庭園は植栽が豊かすぎて魅力半減。


アクセス
京都府宇治市莵道滋賀谷21

駐車場
あり(500円/回)

開園時間
4月~10月 8時30分~16時30分(入園は午後4時まで)
11月~3月 8時30分~16時00分(入園は午後3時30分まで)

休園日:年末

入園料
大人 500円/小人 300円
あじさい園開園期間中 大人800円/小人400円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2019-07-14 (日) 更新日 2019-07-27


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