世界2,500ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

笹離宮

ささりきゅう
美しさ ★★
静寂さ ★★
長野県茅野市
  • 笹離宮

    延段と笹の組み合わせが美しい

    枯山水
    庭園面積 4,000坪 (大規模)
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成

笹離宮の由来

もともとは工業団地だった敷地に2014年に、医薬品「ササヘルス」などを製造・販売している大和生物研究所が設立した蓼科笹類植物園が開園。






  • 笹離宮 外路地

    全国で唯一と思われる笹庭園。八ヶ岳の麓にあり、残暑厳しい9月でも涼しく快適だった。笹離宮は外路地、内露地、笹類植物園に分かれ、まずは笹で囲まれた外路地から飛び石を伝って受け付けに向かう。

  • 石庭

    笹離宮では係の方が入り口付近で丁寧に説明してくれる。その後、竹笹類を取り入れた内露地に進むと、枯山水の石庭がみえてくる。11石を据えているが、その配置はやや平凡に感じる。

  • 石は白砂の築山で一段高くなっている

    石は白砂の築山で一段高くなっている意匠は面白い。

  • 立石と伏石の組み合わせた石組

    立石と伏石の組み合わせた石組、笹と白砂の仕切りは瓦を縦に埋め込んだものであり、こちらもひと工夫されている。

  • 織部灯籠

    小堀遠州の意匠を取り入れた待合場所「翠陰(すいいん)」の隣には、灯籠のなかでも優れた意匠と感じする織部灯籠がある。織部灯籠とは、竿の円部に、アルファベットのFを組み合わせた記号が掘られ、その下部にキリスト像が彫られていることが多い。このような織部灯籠は、千利休から茶の湯を学んだ江戸時代を代表する茶人・古田織部(ふるた おりべ)が考案したものである。

  • 草・行・真

    笹離宮で注目したいのが延段であり、草・行・真の3つの形がよく分かる。次の写真でそれぞれ説明していこう。延段:石を敷き詰めた苑路

  • 草の延段

    露地門から繋がるの延段。大小様々な自然石のみを敷いた玉石敷きであり、このように自然石のみで構成された延段を「草」と呼ぶ。

  • 行の延段

    次に、自然石と切石がミックスした「行」の延段。

  • 真の延段

    そして切石だけを使った「真」の延段。草・行・真の由来は書道の「草書」「行書」「楷書(真書)」に習うものであり、路地ではよく使われる苑路の手法である。

  • 笹類植物園

    続いて、笹類植物園に向かうが日本庭園の要素がないため、この1枚だけの写真で雰囲気をご紹介。

  • 黒竹

    外路地に戻って、あまりお目にかからない黒竹を観賞。

  • 60年に一度しか開花しないといわれる竹の花

    そして60年に一度しか開花しないといわれる竹の花。花といっても稲のようなもので、実に珍しいものでタイミングの良いときに訪問したと思う。


総評
内露地の笹はよく整備され、延段との組み合わせが美しい。
×石庭の石の配列がやや平凡である。


アクセス
長野県茅野市玉川宇原山11400番地1017
中央道・諏訪南ICから約12分

駐車場
有り(無料)

開園時間
午前10時~午後5時(入園は午後4時まで)

休園:火・水・木曜日(GWやお盆期間・イベント日は、臨時開園)

入園料
大人 800円
小中高生 400円
小学生未満 無料

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2019-09-28 (日) 更新日 2019-10-14


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