世界2,300ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

西谷邸 旭楽庭

にしたにてい きょくらくてい
美しさ ★★
静寂さ ★★★
加賀郡吉備中央町
  • 旭楽庭の案内板

    重森三玲の自邸以外の最古となる庭園

    枯山水
    庭園面積 40坪 (小規模)
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成

西谷邸 旭楽庭の由来

昭和4年(1929)に、重森三玲と知人だった西谷氏からの依頼により作庭。約200ヶ所の庭園に携わった三玲の3作品目となる庭園は「旭楽庭」と名付けられた。自宅以外の最古となる庭園で役所への予約制で見学できる。






  • 旭楽庭 西部

    吉備中央町黒山には、重森三玲の作品が楽しめる2つの個人庭がある。こちらは西谷邸にある「旭楽庭」。もうひとつは小倉邸にある「曲嶌庭」で両邸宅は徒歩3分圏内である。まずは旭楽庭の入口となる西部を望むと、奥には枯滝石組が造られている。

  • 旭楽庭 西部

    現存する重森三玲の庭園としては、生家の重森三玲生家跡庭園・松籟園庭園(しょうらいえん)に次ぐ2番目に古い庭園であり、3作品目となる。

  • 旭楽庭 滝石組

    滝石組を眺める。西谷氏による巨石の立石自体が滝を見立てているとのこと。つまり滝石である。

  • 旭楽庭 中央部

    旭楽庭の中程を眺める。中央の石組は低く両側は高く組まれ、連続する石組で山をイメージしている。これは借景を意識した意匠であろうか。写真中央にある石に近寄ってみると・・・

  • 旭楽庭 入り舟

    舟石が見つかる。先ほどの滝石組が不老不死の仙人が住む蓬莱山も表現しており、舟石は蓬莱山へ向かう「入り舟」となる。

  • 旭楽庭 東部

    旭楽庭の左手を望むと、築山に石が組まれている。

  • 旭楽庭 亀石組

    旭楽庭の東側には「鶴亀兼用の島」がみられる。刈込みにより分かりにくく説明を受けないと見過ごすだろう。右側の刈込みから鋭い立石が顔を覗かせており、こちらが鶴首石である。

  • 旭楽庭 亀石組

    北側に回り込み撮影。赤い▲マークが亀頭石である。左に納屋を造ったことにより、石を少しずらしているとのこと。ちなみに、刈り込みがない状態の写真は中田ギャラリーで確認できる。

  • 細長い狭い空間の旭楽庭

    細長い狭い空間に滝石組、蓬莱山、入舟、亀石組と様々な要素が詰まっている。また、沓脱石(くつぬぎいし)は立派な天端石(てんぱいし)である。天端石:石の上面が平らな石。


総評
重森三玲の作品は借景を意識しないが、こちらは場所柄、借景を意識した造りで貴重だ。
×鶴亀兼用の島は、納屋建築により石が少しずらされ、かつ植栽によりその姿を確認しにくい。


アクセス
岡山県加賀郡吉備中央町黒山509
岡山自動車道 賀陽ICから車で20分

駐車場
なし(路上駐車可能)

開園時間
役所経由で事前予約

入園料
手土産持参

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2018-11-21 (日) 更新日 2019-01-05


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