室生犀星記念館
むろおさいせいきねんかん
昭和初期に活躍した詩人・小説家である室生犀星の別荘。生まれも育ちも金沢であるが、本別荘は昭和6年(1931)に建築され、亡くなる前年の昭和36年まで毎夏を本別荘で過ごした。室生は「むろう」とも「むろお」のどちらも使われるが、本記念館の正式名称は「むろお」である。
facebookグループ「日本庭園」で知った旧軽井沢にある邸宅庭園。旧軽井沢のメイン通りから3分ほど歩いていくと、緑豊かな新緑のなかに室生犀星の旧居がある。旧軽井沢銀座は多くの観光客で賑わっているが、こちらは静寂な空間そのものだ。
苔のコンディションがとても良く、8月でも同じような状態とのこと。新緑により直射日光が当たりにくく、水を蓄える粘土質な土が影響しているのだろう。
軽井沢では珍しい純和風の別荘である。
苑路に柵がなく、観光客が多くなると苔が踏まれて傷んでしまうことが多いが、訪問者が少ないこともあり美しい姿をみせてくれる。
建物内は立ち入り禁止であるため、窓越しに額縁庭園のような写真を撮影してみる。
京都の苔が美しい庭園にも負けない苔庭。
なお室生犀星記念館は、室生犀星の生まれ故郷である金沢にもあり、どちらも同じ名称の記念館であるためご注意ください。
○ | 苔のコンディションが非常に素晴らしく、旧軽井沢のメイン通りから徒歩3分ほどで訪問できる気軽さも良い。 |
× | 特に見当たらない。 |