野宮神社 じゅうたん苔
ののみやじんじゃ じゅうたんごけ
平安時代(800年頃)に建立とされる野宮神社。野宮神社は、伊勢神宮の斎宮に選ばれた皇女が、伊勢へ行かれる前に身を清めるところとされていた。えんむすびの神様、子宝安産の神様としても知られる。
野宮神社にある「洛西随一 野宮のじゅうたん苔」。天龍寺に向かう途中に、こんな看板を偶然見つけたので寄り道してみることに。ミニチュアの世界のように美しい苔庭。枯流れに架かる木橋が実に可愛らしい。
別の角度から眺めてみる。じゅうたん苔には緩やかな起伏が付けられている。ただ、あることに気づいてしまった。
こちらが全景・・・ 写真で映っている範囲が全てとなる極小庭園である。苔庭を謳った庭園としては日本最小ではないだろうか。
苔をズームアップして撮影すると、確かに絨毯のようにきめ細やかで美しい。無料でもあり、立ち寄ってみる価値はあると思う。ただ、これだけでは寂しいので、この先に続く「竹林の小径」もあわせて紹介。
野宮神社からトロッコ嵐山駅に向かって3~4分ほど歩いて行くと、このような竹林に出会う。撮影時間帯は10月の金曜日、朝8時頃であるが、既に外国人を中心として賑わい始めている。5分ほど待って人がいないタイミングで撮影。10時を過ぎると、もうこのような人のいない写真は撮影不可能だろう。それほどの人気スポットである。
竹林は途中から坂道になっており、緩やかなカーブを描くポイントが絶好の撮影ポイントといえる。
竹林を見上げてみる。竹林とじゅうたん苔。無料で思う存分グリーンを楽しめるルートといえよう。
○ | 小さくとも質の良い苔庭。ミニチュアのような可愛らしい庭園を無料で見られる。 |
× | 「洛西随一 野宮のじゅうたん苔」から広大な苔庭を想像してしまう。「日本一小さな じゅうたん苔」というフレーズが最適と思ってしまう。 |