下茶屋公園
しもちゃやこうえん
下茶屋公園は京都にある東本願寺を本山とする真宗大谷派の名古屋別院・新御殿の後庭があった場所である。江戸後期の庭園とされ「新御殿御庭」とも呼ばれていた。
下茶屋公園という名前であるが、こちらは江戸後期に作庭された庭園が残されている。案内板をみなければ歴史ある庭園であることには気づきにくい。右手には刈り込みに囲まれた雪見灯籠、左手には石組がみられる。
石組を拡大してみる。草護岸沿いに山に見立てたような巨石など複数の石で構成されているが、意図するものは分からなかった。石組奥には「流れ」があるのだが、木々の生長により見えない。
その流れの上流には蹲踞(つくばい)を設けているが、石の風合いからして江戸時代のものではなさそうだ。
蹲踞があるので、近くには茶室があったことも推測できる。そして流れにそって沢飛石を打っている。
池泉東部には十三重塔がある。
下茶屋公園には駐車場はないが、隣接したところにスターバックスがあるので、こちらでデザートをいただき、車をとめて公園の見学も行ってきた。
下茶屋公園 案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 草護岸沿いの集団石組が唯一の石組であるが、風合いが良い。 |
× | 流れの周辺の木々が生長しており、細部が確認できない。 |