世界2,300ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

一華院

いっかいん
美しさ ★★
静寂さ ★★
京都府京都市東山区
  • 一華院 山門

    室町の庭園と平成の「三五七の石組」を愉しむ

    枯山水
    庭園面積 500坪 (中規模)
    抹茶など頂ける
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成

一華院の由来

臨済宗 大本山東福寺派の塔頭寺院である一華院。室町時代(1382年)に創建。本堂南庭には「依稀松の庭(いきまつのにわ)」が作られ、北庭にはモダンな庭園造りで知られる日本庭園史の研究家・重森三玲(しげもり みれい)のお孫さんである千靑(ちさを)氏による「彷彿石庭(ほうふつせきてい)」が2016年に公開された。






  • 南庭「依稀松の庭」 額縁庭園

    秋のみ特別公開される一華院。室町時代に作庭された南庭と、平成に作庭された北庭と西庭を愉しめる。まずは書院から南庭「依稀松の庭(いきまつのにわ)」の額縁庭園を撮影。

  • 一華院「依稀松の庭」

    見事な枝振り松を配した「依稀松の庭(いきまつのにわ)」。苔庭の奥にはツツジの大刈込みが作られ、雄大でまるで雲を表現しているかのよう。

  • 一華院 蹲居

    依稀松のそばには蹲居(つくばい)が作られている。蹲居は、隣接する茶室へ向かう際など、身を清めるため造られることが多い。詳しくは清水園(新潟県新発田市)の記事を参照して欲しい。

  • 一華院 石橋

    大刈込みの麓に、とても低い位置に架けられた切石の石橋がみつかる。

  • 一華院 北庭「彷彿石庭」

    北庭「彷彿石庭(ほうふつせきてい)」を眺める。重森千靑(ちさを)氏による作庭で2016年に公開された。

  • 一華院 北庭「彷彿石庭」

    四列の島で構成された枯山水。最奥の2島は不老不死の仙人が住むとされる蓬莱島、中間の2島は鶴島と亀島を表現、手前の1島は3石で亀を表現。(説明は後述)

  • 一華院 北庭「彷彿石庭」腰掛け

    このように「彷彿石庭」を眺める腰掛けスペースが設けられている。

  • 一華院 北庭「彷彿石庭」

    中央の2つの苔島は、中央の3石は、中央は鶴首石、両サイドで羽石を見立て、全体として鶴石組を構成している。その両側の2石づつは、それぞれ亀を見立てている。手前の1つの島は、亀を表現しており、左が亀頭石、中央が亀甲石、右が亀尾石で、東から西に向かって泳いでいる姿を表現。そして、石は全部で15石で、奥に5石、中央で7石、手前に3石と縁起の良い数字で「七五三の石組」となっている。

  • 一華院 北庭「彷彿石庭」

    「彷彿石庭」の西側をズーム。苔島の右3石が鶴石組である。

  • 一華院 北庭「彷彿石庭」

    「彷彿石庭」の東側をズーム。右奥の3石で蓬莱島を表現している。島ごとに築山の素材が異なり、さらに奥に向かって敷地が盛り上げ奥行きを表現している。

  • 一華院 西庭

    西庭に移動する。解説がないため作庭意図は不明であるが、亀石組ではないだろうか。

  • 一華院 西庭

    白石と肌色の石が交互に組まれている。多くの参拝者は「依稀松の庭」を眺めて帰り、北庭や西庭に気づいていないようだ。実にもったいない・・・


総評
室町時代と平成の時代を超えた庭園が同居している。特に重森千靑氏の「彷彿石庭」は、「三五七の石組」を新たな意匠で表現しており、いつまでも眺めていたくなる庭園だ。また紅葉シーズンでも混雑感がなく穴場である。
×特に見あたらない。


アクセス
京都府京都市東山区本町15丁目800
JR・京阪「東福寺」駅 徒歩10分

駐車場
あり(無料 ただし、紅葉時期10月25日頃~12月10日頃まで駐車場閉鎖)

開園時間
午前10時~午後4時過ぎ(入園は午後4時まで)
秋の特別公開のみ(11月上旬~12月上旬頃)

入園料
大人 400円
小人 300円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2018-11-16 (日) 更新日 2019-01-04


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