上豊岡の茶屋本陣
かみとよおかのちゃやほんじん
上豊岡の茶屋本陣は、参勤交代などで上級武士や公卿(くぎょう:上級貴族)の休憩施設であった。1757年には朝廷から日光東照宮へ毎年派遣された日光例弊使(にっこうれいへいし)が立ち寄ったとされている。昭和37年(1962)に茶屋本陣、平成8年(1996)に「オザシキノニワ」が群馬県の史跡に指定されている。平成9年(1997)より一般公開された。
本陣とは参勤交代などでお偉いさんの宿泊にも使われる施設のことであるが、こちらの茶屋本陣には宿泊した記録が見つからなかった。まずはジョウダンノマから額縁庭園を撮影。
濡縁(ぬれえん)沿いに手水鉢が置かれている。
群馬県の史跡に登録された庭園「オザシキノニワ」は、樹木を中心とした庭に飛石が打たれたシンプルなもの。古庭園好きとしては、物足りないが、座敷から眺める額縁庭園は、落ち着いた雰囲気があり好きな感じである。
「オザシキノニワ」にある唯一の石組。
紅葉シーズンの週末にも関わらず、訪問者は私だけでのんびりと過ごせた。
障子を開け閉めして、額縁庭園の撮影を楽しんでみた。
現在残されている茶屋本陣は、高崎市が買い取る前まで住んでいた飯野家の主家と接続する離れ座敷(写真右手)が増築されたものである。
○ | 静かな環境でゆっくりと額縁庭園を楽しめる。 |
× | 特に見当たらない。 |