日本庭園は「池泉庭園」「枯山水」「露地」の基本様式に区分され、枯山水は水を使わずに山水の趣を表した庭園である。
そして、枯山水は2人の作庭家によって異なる分類方法を提唱している。一人目は作庭家の重森三玲だ。
重森三玲は「前期式、後期式」に分けている。枯山水という言葉は、平安時代に書かれた日本最古の庭園書で初めて定義され、池も遣水(やりみず)もない所に、自然の景観を見立てた石組みとなる。主に山の斜面など傾斜に作られることが多く、これを「前期式枯山水」と呼ぶ。後期式枯山水とは、現代で表現される「水を表現する砂」の枯山水。これは応仁の乱(1467年)後の経済疲弊により大規模な池泉庭園が困難となり、枯山水が流行したものだ。(遣水:水の流れ)
二人目は、日本庭園研究会会長の吉河功による分類で、このようになっている。
北海道・東北 | 北海道(10) 青森県(8) 岩手県(1) 宮城県(3) 秋田県(1) 山形県(3) 福島県(2) |
北関東 | 群馬県(7) 栃木県(2) 茨城県(3) |
関東 | 東京都(13) 神奈川県(13) 千葉県(10) 埼玉県(8) |
東海 | 愛知県(10) 静岡県(15) 岐阜県(4) 三重県(3) |
甲信越 | 山梨県(13) 長野県(10) 新潟県(15) |
北陸 | 福井県(6) 石川県(8) 富山県(2) |
関西 | 京都府(89) 滋賀県(13) 大阪府(15) 兵庫県(17) 奈良県(5) 和歌山県(4) |
山陽・山陰 | 広島県(10) 岡山県(17) 山口県(7) 島根県(10) 鳥取県(7) |
四国 | 徳島県(5) 香川県(5) 愛媛県(4) 高知県(3) |
九州 | 福岡県(4) 佐賀県(3) 長崎県(3) 熊本県 大分県(2) 宮崎県(1) 鹿児島県(8) 沖縄県 |