長興寺
ちょうこうじ
長興寺は室町時代(1527)に創建した曹洞宗の寺院。庭園は江戸中期とされ、昭和46年(1971)に市指定名勝を受ける。
工事車両の通行止めに合い、辺りが薄暗くなっての到着。写真は明るくなるようにレタッチしています。山畔を背景とした池泉庭園であり、刈り込みが印象的である。
案内版には「中央部前方から出島を作り、小型の亀島を設けている」と紹介されいる。亀島と正面の立石を亀頭石とした部分だろうか。この一画が島になっているかどうかの確認はできなかった。
刈り込みで分かりにくいが落差5m以上の枯滝石組が造られている。写真には分かりやすいように青マーカを引いた。
枯滝石組の上部を撮影。苔付いた石組が歴史を感じさせてくれる。
滝石組は急峻な勾配を活かし、迫り来る迫力ある意匠だ。しかしながら、刈り込みに阻まれ存在が弱まっているのが勿体ない。
滝石組の頂部。
護岸石組の手前は低い石組で組まれ、対岸は刈り込みと石組を交互に配置している。
それにしても刈り込みが面白い。石橋の先は門のように刈り込まれ立体的である。
愛車のA5 Spotsbackを撮影しつつ、山形なろう原公園へ夜景撮影へ向かう。
○ | 急峻な山麓を活かした枯滝石組が美しく、また刈り込みの造形が良い。 |
× | 刈り込みが多い故に、枯滝石組が観賞場所から確認しにくく残念。 |