江沼神社庭園
えぬまじんじゃていえん
江沼神社は、江戸中期(1704)に大聖寺藩三代藩主・前田利直( としなお)が天満天神社として建立。明治10年に江沼神社と改称。庭園は大聖寺藩三代藩主の武家庭園であり、加賀市指定文化財(名勝)として登録されている。
「江沼神社庭園」という石碑がなければ、荒廃した池泉庭園にしかみえない。ひさご池の中島にかかる八ッ橋も、修復はされているものの、江戸中期からこの場所にあったものである。
石塔の付近は石組があるが、荒廃していて理解が難しいものばかりだ。
池泉には切石による石橋が架けられいる。ちなみに切石による石橋は江戸時代以降に生まれたものである。
野筋にも石塔を配している。
遠方から敢えて訪れるほどの庭園ではないが、大名庭園が神社に残されているというのは珍しいと感じた。
○ | 大名庭園が神社に残されているのは珍しい例である。 |
× | かなり荒廃しており古庭園として観賞に堪えがたい。 |