入澤記念庭園
いりさわきねんていえん
幕末から明治・大正にかけて医学界に功績を残した入澤家。一族を称えるため生家跡を庭園として、平成3年から平成5年(1993)にかけて整備されたのが入澤記念庭園である。
多くの庭園が残されている新潟県のなかで、知られざる庭園のひとつといえるのが入澤記念庭園。近年に作庭された庭園であり、歴史が浅いため、庭園自体はあまり注目されていない。
枯山水は枯滝石組からの枯流れで、山形の滝石が庭園の中心石となっている。
枯滝石組は二段落としで、シンプルな意匠である。
単調な枯滝石組に対し、護岸石組からは力強い印象を受ける。
背が高い石が滝石だけであるためか、石灯籠も低い雪見灯籠となっており、バランスが良い。
入口付近には三尊石も。
入澤記念庭園の駐車場で愛車を撮影した。
○ | 枯流れを中心とした枯山水は、目立つ石組がないものの、ここに生家があったことを想像させるような存在感をもっている。 |
× | 特に見当たらない。 |