伊藤博文別邸
いとうひろふみべってい
伊藤博文旧宅に隣接する土地に東京の品川に明治40年(1907)に建築した伊藤博文の別邸を平成10年(1998)に移築したのがm萩市の伊藤博文別邸である。初代内閣総理大臣をはじめ、4度に渡って総理大臣を務めた政治家で千円札のお札にもなっていた。
松陰神社から徒歩3分ほどの距離にある伊藤博文旧宅と伊藤博文別邸。伊藤博文旧宅は内部に立ち入りはできないが、平成10年に品川から移築した伊藤博文別邸は内部見学できる。大玄関の向かいに設けられた中庭は枯山水ではなく、いわゆる邸宅庭園というものだ。そして中庭で注目したいのが石灯籠である。
品川の別邸を建築した記念に明治天皇から贈られた石灯籠であり、その石灯籠の笠には皇室の象徴である菊と、日本国政府の紋章としても用いられる桐の紋が半分ずつ彫られている大変珍しいものである。
右が菊の紋章で、左が桐の紋章となっている。
大広間から中庭を望む。
離れ座敷に併設された庭は、飛石の先に蹲踞(つくばい)を設けたものだ。
反対側には岬灯籠のような小振りな灯籠を置いている。建物は尾張藩の大工であった伊藤平左衛門の一門である宮大工・伊藤満作によるもので、釘を使わず建築されている・
○ | 明治天皇から贈られた、菊と桐の紋が半分ずつ彫られた貴重な石灯籠を見られる。 |
× | 特に見当たらない。 |