臨江閣(前橋公園)
りんこうかく(まえばしこうえん)
前橋公園にある明治17年(1884)に迎賓館として建築された「臨江」が始まり。庭園は明治42年(1909)に造園され、昭和5年(1930)より一般公開。本館、別館、茶室は国の重要文化財に指定されている。
迎賓館として建築された「臨江閣」は前橋公園内にあり、2017年より23時まで毎日ライトアップされている。なお、ライトアップは建築物の臨江閣のみであり、日本庭園はライティングされていない。
日本庭園は池泉回遊式庭園であり、無料開放されている庭園とは思えないほど手入れされている。
池泉には巨石の岩島を配しており、焦点距離70mm(35mm換算)のレンズで撮影。
築山の谷を活かして、水の流されていない「枯流れ」を造っている。
水幅が広いため2段の池泉にもみえる。敢えてこのような地割りにしているのだろうか。
渓谷風の流れには東屋を設け、靴を脱いで寛げる空間になっていた。
明治43年に建築された臨江閣で、もっとも大きい別館の2階から撮影。
同じ場所から枯流れ方面を撮影。築山により池泉が複雑な入り組みを描き、美しさが際だつ。
臨江閣の本館2階から撮影。芝庭には流れを設けているが、水際に石を使っておらず、ほぼ深い堀だけで構成されている。経年により堀が広がっていくためメンテナンスが大変となるが、石を使わないことによる美しさを演出できていると思う。
本館1階では、将棋の竜王戦も行われ奥の間がその会場だ。
別館1階には珈琲と茶菓子をいただける。広い空間に3テーブルしかなく、この時期は人が少ないため、このようになっているのだろうか。
桜と竹のコラボレーションが美しかったので1枚撮影。臨江閣からは遠くには山並みを眺められ気持ちいい公園であった。
前橋公園の案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 非常に整備された空間で、寛げる休憩スペースも多く気軽に親しめる日本庭園として良い。また2階から庭園を見下ろせ、毎日ライティングされている臨江閣も面白い。 |
× | 特に見当たらない。 |