りんくう公園 五つの庭
りんくうこうえん いつつのにわ
平成8年(1996)に完成した「りんくう公園」に平安時代から鎌倉時代に描かれた大和絵の一場面を現代風に表した庭園が5つ造られている。
関西国際空港に繋がるスカイゲートブリッジをバックに白い玉石を敷いたマーブルビーチが印象的な「りんくう公園」には、誰も目を留めないようなポイントに「五つの庭」と呼ばれる日本庭園がある。北側から順に紹介していくと、まずは杜島(もりしま)。案内板には「島が多くの木で覆われて森のように見える姿を表現した庭です。ここではなだらかな敷地にまばらに木を植えその根元に目立たないよう石を据えています。」と記載されているが、まったく分からない。。。
続いて、中央ゲート近くにある野筋。野筋とは築山より緩やかな山のことであり、日本庭園ではよく見られる意匠だが、野筋という感じはしない。なんだろう、このざっくり感は・・・(笑)
続いて萩坪。案内板には「中庭に萩と草花でつくられる日本庭園の一つです。ここでは中庭の雰囲気を出す演出方法として生垣の屏風を創りました。」と記載されているが、これもどこがそうなっているか理解できない。難解すぎる。
続いて荒磯(ありそ)。荒磯とは荒々しい磯場を表現した意匠<、平泉の毛越寺などで観られる。で5つの庭園では、もっともそれらしく見える石組で、奥に本物の海があることも面白い。
最後は葦手様(あしでよう)。案内板には「平安時代に行われた文字のいたずら書きの事」で枯山水で表現しているとのこと。こちらもまったく理解できないが、枯池に亀島が造っていることは理解できる。
5つの庭にはそれぞれに、このような案内板が設置されている。
りんくう公園の案内図に、5つの庭の場所が記載されている。 [ 案内図を拡大する ]
○ | 荒磯の背景にマーブルビーチと大阪湾が広がるのが面白い。 |
× | 日本庭園としては大味すぎる。あくまでマーブルビーチを愉しむついでに、日本庭園を少し感じとるぐらいの気持ちで訪れよう。 |