隆国寺
りゅうこくじ
ぼたん寺として知られる隆国寺は、室町時代に創建した曹洞宗の寺院。江戸時代末期に牡丹園はあったが、庭園は昭和に作庭されたとのこと。
「ぼたん寺」として知られる隆国寺はGW頃になると見頃を迎える。また3月中旬から4月には椿苑も賑わう。
私が訪れた12月は、花のシーズンではなく誰もいなかった。ただ目的は「内庭園」と記載された池泉庭園であるため時期は関係ない。土壁に向かって築山を造り、頂部に蓬莱石のような巨石を据えている。限られた空間に奥行きを与えている。
池泉には自然石の石橋を架け散策路を設けている。苑路を進んでいくと、
蓬莱山のある頂部のあたりで撮影。左奥の建築物が本堂で、正面は庫裏のある書院。書院をよく見ると窓ガラスに庭園が反射していることに気づく。
近づいてみると、このような写真が撮影できる。見事な映り込みではないだろうか。
窓ガラスは鏡になっているかと疑ったが、カメラバックの右側をみると、室内のテーブルが透けており、鏡ではないことがわかる。庭園時代は一般的な池泉庭園であるが、この映り込みで一気にテンションがあがる!
○ | 庭園を背景に自撮りができる面白い庭園である。 |
× | 日本庭園としては、やや特徴に欠ける。 |