西山御殿(西山荘)
にしやまごてん(せいざんそう)
徳川光圀が最期を迎える9年間を過ごした西山御殿は、江戸前期(1690)に建築。平成28年(2016)に国指定名勝・史跡に登録された。
駐車場から売店、そして庭園を抜けると西山御殿のチケット売り場がみえてくる。まずは観月山に登って徳川光圀が隠居していた西山御殿を見下ろす。
心字池(別名:白蓮池)越しに西山御殿を望む。
笹山に向かって飛び石が繋がっている。その先には、、、
流れが作られており、奥は洞窟のようにみえるが
枯滝石組となっている。解説によると御滝と呼ばれ、桜ヶ池から水を引いているとのことだが、どうみても滝よりも高い位置にあり不思議だ。
再び観月台に登り桜谷ヶ池方面の苑路を望む。写真右手には滝石組がみられる。近づいて撮影してみると、、、
丸みを帯びた柔らかな石組による滝石組。強さは感じられないが品格は感じられる。
西山御殿は高台一段高い場所にあり、東側には苑路が作られている。階段を下っていくと、、
右手に西山御殿の表門となる突上御門。周囲の立木に合わせて光圀が考案した簡素な門で、昼間は扉を突き上げておくことから、突上御門と名付けられている。
石橋越しに紅蓮池を望む。杭で護岸を補強した杭列護岸に注目すると、護岸の高さに合わせて高さを揃え、細部にわたって美しい処理が施されている。
○ | 起伏豊かな地形により様々な角度から庭園を楽しめる。 |
× | 1500円と少々値が張るため気軽に訪問しにくい。 |