鹽竈神社(塩釜神社)御神苑
しおがま ごしんえん
鹽竈神社(塩釜神社)は平安時代頃に創建した神社であり、鹽竈神社境内には明治時代に志波彦神社が遷宮。現在は「志波彦神社・鹽竈神社」とし1つの法人となっている。神社に確認したが御神苑が作庭された時期は不明であるが、拡張整備したのは大正3年(1914)。また広報誌では明治9年(1876)に明治天皇が東北巡幸の際にご覧になられたとの記述があるため、少なくとも明治には存在しており、現在の姿は大正時代に整備されたものである。
大正時代に拡張整備された御神苑。志波彦神社の南側にあり、斜面を利用した地形に上下二段の池泉を設けている。
上段の池泉には目立った石組はないが、遠くに松島湾を借景としており、この景色を、明治天皇が東北巡幸の際、「またとない良い景色」とおっしゃったことから、このあたりの敷地を「亦無岡(またなのおか)」と命名されたとのこと。
逆L字型の石灯籠と、変わった意匠を持つ噴水装置。
望遠レンズがあれば滝石組を確認できる。何段にも落とされており、
このように多段落ちで池泉に流れ落ちている。写真はフルサイズ250mmで撮影してトリミングしたものである。
下段の池泉には松を支える支えが何本も立っている。
鹽竈神社 本宮。
○ | 望遠レンズでしか眺められないが多段落ちの滝石組が美しい。 |
× | 特に見当たらない。 |