昌繁寺
しょうはんじ
昌繁寺は安土桃山時代末期(1601)に創建した浄土宗の寺院である。山門は江戸後期のもので、平成7年(1995)に仙台市登録文化財の指定を受ける。境内の庭園は一般開放されていないが、今回特別に見学させていただいた。庭園の作庭時期は不明。
庭園が一般開放されている寺院と勘違いして、お寺の方にお声掛けして庭園見学させていただいた。作庭時期などは不明であるが、竹林と紅葉に囲まれていることで、仙台市内ながらも背景に人工物が視界にはいらないのが良い。
庭園の西側に回り込むと、五重の塔を確認できた。
大幅に傾斜した紅葉。
このような角度で紅葉が生長しているのは意外に珍しいのではないだろうか。
石組は極めて少なく、見つけられたのは二石組ぐらいだ。
竹林と紅葉と多重塔。
創作型灯籠。
池泉には中島を設けている。
座敷からの額縁庭園。法事前にもかかわらず、快く対応いただいたお寺の方には感謝申し上げたい。
○ | 高い竹林により仙台市内ながらも人工物を視界にいれず庭園を眺められる。 |
× | 全体的に植栽が多いため、座敷手前の刈り込みを除去することで引き締まるのではないかと思う。 |