若狭の里公園
わかさのさとこうえん
昭和57年(1982)に若狭歴史民俗資料館と合わせて完成した日本庭園。2020年のリニューアル工事で北側にあった植林の伐採により山並みを借景に取り込む。
道の駅で車中泊をして、朝7時から庭園取材。早朝は24時間利用できる若狭の里自然公園からスタート。若狭湾のリアス式海岸線をイメージ化した池泉。そして洲浜で浜辺を表現している。
出島の護岸石組は巨石を用いている。ダイナミックではあるが石自体に力強さを感じられない。
池泉北岸の護岸石組。
池泉に繋がる流れを登って行くと紅葉園があり、上流には滝石組がある。
かつては正面に植林があり山並みを見通せなかったが、2020年のリニューアル工事により借景が生まれた。木々の生長で借景が失われることは目にするが、このように大胆な伐採により借景が生まれることは珍しく賞賛したい。ただ、JR小浜線の架線が残念だ。
若狭の里公園 案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 森林伐採により借景を生み出したのは勇気のあることで、そして賞賛したい。 |
× | 全体的に石組がやや大味である。 |