善光寺 東庭園
ぜんこうじ ひがしていえん
善光寺は皇極天皇の勅願により飛鳥時代(644)に創建された。現在の建物は江戸中期(1707)に再建されたもので、国宝に指定されている。無宗派の単立仏教寺であるが、運営は天台宗と浄土宗が担っている。善光寺の東側には平成4年(1992)に造園された池泉回遊式庭園がある。
本堂東側には、東京の設計事務所『草樹舎』が作庭し、小布施の造園会社『さつき苑』が施工した池泉回遊式庭園がある。撮影時には枯れた雰囲気があったため、善光寺が再建された江戸時代の庭園と見間違えてしまった。庭園は南北に延びる池泉を中心としており、中央に沢飛石を打っている。
池泉北側の岩島。後述する南側の岩島と併せて、鶴島と亀島ではないかと想像する。私の想像では写真は亀島。
沢飛石と南の岩島。
こちらは私の推測では鶴島。4つの岩で構成され、中央の二石が羽石とみている。
鶴島と推測した岩島を別角度から撮影。小さな岩島を組み合わせて島にしているのが東庭園の特徴である。
池泉に導かれるように流れも作られている。
解説がないため庭園の意図するところが汲み取れなかったので、現在設計者に問い合わせ中である。
○ | 池泉の東西に配した岩島は4~5石で構成されていて、視点場によって見え方が変わっていくのが面白い。 |
× | 特に見当たらない。 |