長楽寺
ちょうらくじ
長楽寺は平安時代(805)に桓武天皇の勅命によって開山。足利将軍家に仕えた絵師でもある作庭家・相阿弥(そうあみ)による池泉観賞式庭園と「平安の滝」がある。
円山公園から7分ほど坂道を登っていくと、街中の喧噪とは無縁の空間となる。元々は円山公園の大部分を占める広大な寺院であった長楽寺であるが、明治時代に境内が円山公園に編入され現在の敷地になっている。まずは書院から池泉を撮影。
8代将軍・足利義政が慈照寺(銀閣寺)の試作として、相阿弥に造らせたと伝わる。ただ周囲はうっそうとしており、滝石組もあるようであるが、その姿はほぼ確認できない。
切石による石橋。 切石は江戸時代から使われた技法であるため、改修されていることがわかる。
岩島へ向かって沢飛石が配置されているが、水位が高く隠れている。
岩島を別角度より撮影。天を突くような立石が印象的だ。
山畔を活かした池泉観賞式庭園。額縁庭園を撮影してみる。
平安の滝。こちらも相阿弥によって作庭されており、流れ落ちる滝水が先ほどの池泉へ流れ込むようになっている。また、滝石組みには石仏が使われ、望遠レンズなどで探してみて欲しい。
○ | 丸山公園から徒歩圏に、深閑とした雰囲気につつまれた書院から相阿弥による庭園を観賞できる。 |
× | 木々の生長により石組が見えにくくなっている。 |