道の駅みのぶ 富士川クラフトパーク 日本庭園
みちのえきみのぶ ふじがわくらふとぱーく にほんていえん
富士川クラフトパークは平成元年(1989)に開園。開園当初から日本庭園が造られた。平成17年(2005)には富士川クラフトパーク内にある「富士川ふるさと工芸館」が「道の駅 みのぶ」として登録される。
日本庭園は公式サイトによると「富士の庭園」と「書の庭園」に分かれている。訪問日は「書の庭園」へアクセスできず、本記事では「富士の庭園」をご紹介。
広大な道の駅に併設された日本庭園であり、雄大な借景が最大の魅力。形式は枯山水で「枯流れ」と「枯池」を作っており、全面に表面の平らな石を敷き詰めている。
枯池には巨石を据えている。水が張った状態も見てみたくなるが、よく見ると排水溝があることから、開園当初は池泉庭園だったのだろうか。
枯流れ
富士山を摸した築山。築山の麓には溶岩に見立てたように石が敷き詰められ、また枯流れは富士川だろう。つまり、本庭園は縮景庭園といえる。縮景庭園の代表格では、広島市の縮景園がある。
枯流れの上流には三尊石風の滝石が組まれている。
そして頂部には井戸を作っているが、周辺の石と比較して新しいため後になって作られたものだろう。
○ | 富士山と富士川に見立てた縮景庭園に、雄大な借景をもつ開放感抜群の日本庭園である。 |
× | 古庭園として魅力は少ないので、庭園目的で訪れるともの足らない。 |