世界2,500ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

廣澤美術館

ひろさわびじゅつかん
美しさ ★★
静寂さ ★★
茨城県筑西市
  • 廣澤美術館 入口

    隈研吾設計の石が主体となる庭園

    枯山水
    庭園面積 1,400坪 (大規模)
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

廣澤美術館の由来

廣澤美術館は、茨城県を代表する企業グループ・広沢グループが運営するザ・ヒロサワ・シティにある美術館で、横山大観などの美術品2500点を収蔵。隈研吾によって設計され、令和3年(2021)に開園。






  • 廣澤美術館 テラス

    令和3年に隈研吾によって設計された廣澤美術館。庭園好きには、廣澤美術館のメインは本庭園といっても過言ではないだろう。なお美術館に付随する巨大な庭園では、島根県の足立美術館が海外からも高い評価を受けている。

  • 滝石組

    美術館を取り囲むように3つの庭が作庭され、まずはメインとなる「浄(きよら)の庭」から。滝石組があり、唯一水が流れるポイントである。低めの滝石組で何段にも落とされている。通常は滝石組の下部は池泉となるが、ここでは池泉としていない。

  • 浄(きよら)の庭

    本庭園では滝石組があるが、基本は石庭であることから「枯山水」に分類。白砂式の枯池には縦横に飛石を敷いている。

  • 浄(きよら)の庭

    石組に鶴や亀などの意匠はみられない。巨石を多様した枯山水は大味になりがちであるが、変化に富みつつ繊細さが感じとれる。飛石ひとつみても途中までは赤石を使い、その先は青系となっている。

  • 浄(きよら)の庭

    立石、横石と変化を付けた石組で、重森三玲を思い出させるような石組だ。

  • 浄(きよら)の庭

    公式サイトには「隈研吾氏設計 巨石で建築を消す試み」と記載されており、訪問前は意味が分からなかった。現地に訪れて初めて理解したが、建築物の周りを巨石で囲っているのである。それもただ石を積んでいるというものではなく、例えばこちらは渓谷のような意匠になっている。

  • 浄(きよら)の庭

    先ほどの石組をテラスから眺める。洲浜も作らた美しい光景であり、新たな庭園の世界観を生み出していると感じた。

  • 美術館とテラス

    美術館とテラスを眺める。

  • 「炎(ほむら)の庭」

    続いて「炎(ほむら)の庭」を見学。筑波山の借景が美しく、こちらも美術館の外壁が巨石で囲われている。

  • 「炎(ほむら)の庭」

    巨石による石組とツツジ。

  • 「炎(ほむら)の庭」

    建築と石組が絶妙にマッチしているのは、さすがは隈研吾設計と感じ入るポイントだ。

  • 「寂(しじま)の庭」

    最後は「寂(しじま)の庭」。ちなみに「浄の庭」、「炎の庭」、「寂の庭」を合わせて全体で「つくは野の庭」と呼び、本庭の命名は元号「令和」の考案者とされる中西進だ。

  • 「寂(しじま)の庭」

    「寂の庭」の木製椅子に座って、手前に「寂の庭」、奥に「炎の庭」をみる。ツツジを炎に見立てているのだろうかと推測しながら、庭園をのんびりと眺める。

  • 近代庭園

    古庭園の要素はない近代庭園ではあるが、西の足立美術館、東の廣澤美術館と呼ばれる日が来るのではないかと思うほどの空間だった。都心からはややアクセスしにくい場所にあるが、足を伸ばす十分借りある庭園である。


総評
モダンな近代庭園を愉しめる。特にテラスの居心地は良く、直射日光が厳しくない時期に訪れれば、ずっと座っていたくなる。また敷地の広さに負けないよう巨石を使うが、空間の妙により大味になっていない繊細な石庭といえる。
×特に見当たらない。


アクセス
茨城県筑西市大塚599-1
常磐道・谷和原ICから約45分、北関東道・桜川筑西ICから約15分

駐車場
有り(無料)

開園時間
午前10時~午後4時30分(入園は午後4時まで)

定休日は公式サイトで確認

入園料
美術館+庭園見学
大人 1000円
大学生・高校生 700円
中学生 500円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2022-05-28 (土) 更新日 2022-08-06

よくある質問


いつごろ作庭された庭園ですか。
作庭時期は令和(2021年)です。
雨でも濡れずに楽しめますか。
いいえ。屋外を回遊する必要があります。
抹茶や珈琲などを楽しむところはありますか。
残念ながら、ありません。


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