1978年に開園した池泉回遊式庭園。「昭和の小堀遠州」と称えられ、足立美術館の庭園も造園した作庭家・中根金作によるもの。翡翠園の近隣にある玉翠園と同列庭園であり、玉翠園は池泉鑑賞式庭園である。
70トンのコバルトヒスイ原石を始め、多くの巨石に囲まれた池泉回遊式庭園。訪問時は西洋人も訪れていて、こんなところまで訪日外国人が来るなんて驚いた!写真のコバルトヒスイ原石は、触るとパワーをもらえると係の人が話していたので私もタッチ。
続いて赤石。こちらも巨石で迫力ある。
赤石をクローズアップ撮影。こちらもヒスイの原石だろうか・・・
再び巨石と出会う。薄く何層にも重なった模様で青石だろうか。苔石になっていて風格を感じる。私はこういった石が好きだ!
東屋に上がって庭園を見下ろす。池泉の中央に中島が造られていて、滝が造られていることが分かる。また、池泉に添えられた巨石が見事である。
東屋の雰囲気はこんな感じである。
東屋から階段を下りる。水平が取れていないようにみえるが、斜面に沿って塀が作られているため、そのように感じるだけである。階段として用いられた石には、滑り止めとして×印の溝が掘られていた。
池泉にかかる石橋にも滑り止めとして×印の溝が掘られているのが分かる。
翡翠園の滝。緩やかな傾斜がついた滝は、途中に石が設けられ水を左右に分ける水分石がみえる。池泉には品格のある石が添えられていて、なんとも美しい。このように池に特に高い石が立てられたものを「池中立石(ちゅうりっせき)」と呼ぶ。
ひすい美術館は地下にある。エアコンが効いていて快適空間。なかは撮影していないがコンパクトな空間ながら見応えあるラインナップ。是非見学するべし。
自動販売機のある休憩処「聴音舎」から庭園を眺める。やはり、コバルトヒスイ原石(70トン)の大きさが良く分かる。
最後にコバルトヒスイ原石を撮影して庭園を後にする。それにしても、どうやって運んだのだろう・・・
翡翠園マップ [ 案内図を拡大する ]
○ | コバルトヒスイ原石を始め、巨石に囲まれた庭園。これだけ大きな石が置かれた庭園は翡翠園だけだろう。 |
× | 日陰で座ったままのポジションで庭園を眺められるポイントがない。 |