法幢寺
ほうどうじ
法幢寺は室町時代(1470)に宗源和尚にて創建された曹洞宗の寺院である。その後、戦災にて焼失するが室町後期(1546)に再興して現在地に再建。松前藩主の菩提寺である。庭園は江戸初期(1610年頃)に日本最大の絵師集団・狩野派画法により作庭されたとされ、江戸後期、明治時代に手直しされているが、北海道最古の庭園とされる。
松前藩屋敷の受付で紹介いただいた法幢寺裏庭園。本堂裏に回り込んで庭園を拝見させていただくと、刈り込み主体の庭園となっていた。
北海道最古の庭園とされるが、複数回の修復により当時の姿より大きく変わっているだろう。
松前城の導水路を兼ねて造られた「双龍の滝」が有名とのこと。「双龍の滝」は「上り龍」と「下り龍」を表現しているが、上り龍と下り龍の区別は付かなかった。
「双龍の滝」の上段を撮影。
本堂裏と池泉の間には飛石を敷き、池泉は浅く護岸石組も見られる。
○ | 北海道最古と言われる庭園がみられる。 |
× | 刈り込みが多く、庭園のメインとなる「双龍の滝」が見えにくくなってしまっている。 |