西念寺(稲田御坊)
さいねんじ(いなだごぼう)
西念寺は鎌倉時代に創建した浄土真宗の寺院である。浄土真宗の宗祖である親鸞(しんらん)聖人が20年間住んだ地であり、笠間観光協会によると浄土真宗発祥の地とされる。親鸞が関東布教を進めた「稲田(の)草庵」があることより、「稲田御坊」の名前で親しまれている。
本堂北側に巨石を積み重ねた築山のある池泉観賞式庭園が残されている。作庭時期は不明だが、石の形などから明治時代以降に作庭されたものだろう。
木々の生長で詳細は分かりにくいが二段落としの滝石組、そして写真左手に舟石のような石を据えている。
見どころが少なく庭園ガイドで紹介するか悩んだ庭園であるが、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人縁の寺院であることから掲載することに。
| ○ | 石組の詳細が隠れているため評価できず。 |
| × | 木々の生長により石組が隠れてしまっている。 |