伊奈冨神社庭園
いのうじんじゃていえん
伊奈冨神社は社伝によると、崇神(すじん)天皇5年(弥生時代・西暦181年)に、この地に鎮座したのが始まりとされる。伊奈冨神社庭園(七島池)は社伝では平安時代に弘法大師が一夜で作ったと伝わり、昭和57年(1982)に三重県指定名勝に登録されている。2015年~2022年にかけて保存修復が行われた。
日本最古の「七島式庭園」とされる伊奈冨神社庭園の七島池。「日本庭園大系(1)上古・日本庭園源流(著:重森完途)」によれば「
七島池は自然湧水であり、湧水によって生じた谷状湿地を利用し、採掘した土を盛って島を築いたものである。
「7つの島があり、最も大きな島には橋が架けられ、小さな祠の跡がある。
修復工事前の七島池。島には樹木が生長しており、倒壊の恐れなども指摘されていた。
伊奈冨神社境内の案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 直線状に並ぶ神島の配置は、上古庭園(大昔の庭園という意味)としての形態であり、そのような貴重な遺構をみられる。 |
× | 特に見当たらない。 |