地蔵寺庭園
じぞうじていえん
鬼門除けの寺として安土桃山後期(1584年)に建立。江戸中期(1689年)に現在の場所に移転。庭園は江戸時代中期作庭とされる。なお、案内板には日本百名庭園と表記されているが出典が確認できなかった。
夜景100選「立石公園」に向かう途中に、池泉回遊式庭園が楽しめる地蔵寺庭園がある。池泉には亀島と中島を配置。
地蔵寺庭園の最大の見所である滝。切石をY字に組み、水の落ちる先には水受石が添えられている。江戸時代からこのような意匠の装置が造られたことに驚く。
亀島に架かる平橋。撮影し忘れたが亀島には蓬莱石が添えられている。
園路を辿って高台に上がってみた。青モミジが美しい。
池泉に浮かぶ中島。特徴的な石組はみられず植栽で覆われている。
手前の平石は、庭園を見渡す礼拝石だろうか。
庭園の入り口は少し分かりにくく、神社の右手に小さな入り口がある。拝観料50円というのは、有料庭園で最安値だろう。
山門から諏訪市を眺める。夜にはちょっとした夜景も楽しめそうだ。
○ | 江戸初期に作庭された、Y字型に組まれた切石から落とされた滝の意匠が興味深い。 |
× | 東屋やベンチなどがなく、座ってゆっくり観賞できない。 |