茶庭 亀石
ちゃてい かめいし
茶庭 亀石は明治13年(1880)創業の石材店「石柳北原」が手入れしている日本庭園を観賞できるカフェ。庭園も創業当時からのものであり、亀石は自然石であり、神宮寺に土に埋まっていた巨石を掘り出したままのものである。
茶庭 亀石は朝11時からの営業であるが、10時頃に来てみると午前中が臨時休業との張り紙が。。隣が石材店であり、もしかして石材店が管理する庭園ではないかと推測して、ご主人に相談してみると予想的中。快く庭園を見学させていただけた。有り難うございます。写真の門は茶人・武者小路千家の茶室「官休庵」の露地門を模している。またこの地は武者小路千家にとって発祥の地であり現在も本拠地である。(庭園ガイドの間違いを指摘下さった方からの情報を元に訂正しております。ありがとうございました。)
山畔に刈込みを設けた池泉観賞式庭園。切石橋の先に亀石と鶴石を据えている。
写真に亀石と鶴石の場所が分かるように図解した写真。
石橋を渡って亀石と鶴石に近づいて撮影。石材店のご主人に伺うと、土の中に埋まっていて2日間に掘り出したとのこと。また右手の鶴石はかつては鶴の銅像であったが、近年自然石に変えたとのこと。間違いなくこちらの方が良いと感じる。特に鶴亀石組は亀は具象的、鶴は抽象的であることが多く、なおさらである。
別角度から亀石を撮影。
鶴石。鶴が羽を閉じて、首を折り曲げて休憩しているように見える。こちらの自然石もよく見ると見事だ。
いまにも動き出しそうな亀石。
刈り込みをよく観察すると大刈り込みとなっており、その豊かな刈り込みの造形に驚かされる。
苔むした手水鉢のような石も美しい。
自然のままの石を組み合わせた「山灯籠」。
○ | 今にも動き出しそうな一石の自然石でできた亀石が見事である。 |
× | 特に見当たらない。 |