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大徳寺 興臨院

だいとくじ こうりんいん
美しさ ★★
静寂さ ★★
京都府京都市北区
  • 興臨院 山門

    コンパクトに纏まった蓬莱式の枯山水庭園

    枯山水
    庭園面積 150坪 (小規模)
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成

大徳寺 興臨院の由来

臨済宗大徳寺派の大本山である大徳寺。その塔頭寺院(たっちゅうじいん)である興臨院は、室町後期の1520年代に建立。昭和50年(1978)に方丈の解体修理時に「昭和の小堀遠州」と称えられた作庭家・中根金作(なかねきんさく)により復元。塔頭寺院:高僧などを慕った小院






  • 中根金作により復元された枯山水

    大徳寺の境内には20以上の塔頭寺院があり大半は非公開。興臨院も非公開であるが、春秋のみ特別公開される。まずは、「昭和の小堀遠州」と称えられた作庭家・中根金作(なかねきんさく)により復元された枯山水を望む。

  • 石橋、遠山石、平天石、松

    見所はこちらの石組。石橋、遠山石(えんざんせき)、平天石(へいてんせき)、松により蓬莱の世界を表現している。次の写真で解説。

  • 興臨院庭園の解説

    Aが石橋。これは、日本の仏教に歴史的にも重要な寺院である国清寺(こくせいじ/上海の南200kmほどの場所)の石橋を表現。Bは遠山を抽象的に表現しており庭園用語で「遠山石」と呼ぶ。Cは天端が平で高さのある石で、庭園用語で「平天石」と呼ぶ。

  • 理想的な蓬莱の世界観を表現

    少し引いた写真。石橋を繋ぐ石の背後に松があしらわれている。パンフレットには「理想的な蓬莱の世界観を表現」と記載。つまり石橋を繋ぐ両側の立石で、仙人の住む不老不死の地を表現している。

  • 蓬莱式枯山水庭園。

    以上のことより、興臨院庭園は蓬莱式の枯山水庭園と定義できる。

  • 方丈裏庭

    方丈裏庭を望む。

  • 三尊石風に組まれた石組

    方丈裏庭には三尊石風に組まれた石組があり、中央の石には文字が刻まれている。

  • 茶室「涵虚亭」に設けられた露地

    茶室「涵虚亭(かんきょてい)」に設けられた露地。露地とは茶室に隣接した茶庭のことである。

  • 露地の遣水

    露地には小振りの石を使い遣水が作られている。

  • リフレクション庭園

    庫裏付近で植栽がテーブルに映り込むリフレクション庭園を撮影。なお室内は立ち入り禁止であるため、反対側の縁側から撮影している。

  • 額縁庭園

    最後に入り口から額縁庭園を撮影して興臨院をあとにする。コンパクトながら見事な石組を愉しめ満足。


総評
立石に石橋が架けられ、松をあしらうことで蓬莱の世界を表現した石組が見事である。
×基本的には見あたらないが、敢えていうと石橋の下にあるシダ植物を手入れすることにより石橋がより際だつだろう。


アクセス
京都府京都市北区紫野大徳寺町80
市営地下鉄「北大路駅」 市バスで「大徳寺前」まで約5~10分/「京都駅」 市バスで「大徳寺前」まで約45分

駐車場
あり(有料)

開園時間
午前10時~午後4時
春秋の特別公開時期のみ拝観可

入園料
大人 600円
中高生 400円
小学生 300円
6歳以下無料

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2018-10-13 (日) 更新日 2018-12-02


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