金剛院
こんごういん
平安初期に創建された真言宗東寺派の寺院。「丹後のもみじ寺」とも呼ばれ、紅葉で有名な寺院である。境内には安土桃山時代の武将にして歌人でもある細川 幽斎(ほそかわ ゆうさい)によって作庭されたと伝わる池泉庭園がある。
山門を潜って右手に入山料を納めるところがあるが、その先には庭園はない。実は、山門を潜り左手にある。こちらは「鶴亀の庭」と呼ばれ、安土桃山時代の武将・細川 幽斎(ほそかわ ゆうさい)によって作庭されたと伝わる。
庭園のビューポイントとなる礼拝石(らいはいせき)からは、正面の築山に須弥山石を拝める。池泉には亀島、右手には鶴石組という構成になっている。
須弥山とは、古代インドの宇宙観に世界の中心にそびえ立つ山であり、要は仏が住する清らかな世界・極楽浄土の意味を強調し庭園ともいえる。
亀島は右側が亀の頭に見立てた亀頭石、左が尾に見立てた亀尾石となる。
須弥山石はやや左に傾斜させている。
須弥山を据えた築山には多くの石を配置し、右手の巨石は枯滝石組を構成している。
続いて鶴石組。右端の細長い石は鶴の首に見立てた鶴首石(かくしゅせき)とされる。
鶴石組を角度を変えて撮影。
入山料を支払い三重塔を眺める。
急階段を登っていくと、、
本堂があり、紅葉時期であれば見事な光景を愉しめたのだろう。さらに奥には滝もあったが感動度合いは小さかった。
○ | 須弥山を据えた築山の石組が力強く美しい。また鶴石組も力強く意欲的だ。 |
× | 特に見当たらない。 |