光善寺
こうぜんじ
光善寺は室町末期(1533)に創建した浄土宗の寺院であり、当時は高山寺と称した。その後、後水尾天皇から高徳山光善寺の号を賜わり改称。境内の庭園は江戸後期(1841)とされる。また樹齢300年以上の血脈桜(けちみゃくざくら)が有名であり、北海道指定記念樹木にも選ばれている。
松前城で桜祭りが行われているゴールデンウィークに訪問。光善寺は樹齢300年を越える血脈桜(けちみゃくざくら)が有名であるため、多くの観光客が訪れているが、光善寺庭園を眺めているのは私だけだった。ゴールデンウィーク以外は静かな空間だろう。
枯池に亀島風の中島を設けている。
光善寺庭園は、光善寺沿革誌草稿によると江戸後期に作庭されたものとされる。北海道では時代背景より江戸時代より古い庭園はない。
比較的単調な意匠の中島、その奥には石組がみられる。
近づいて撮影してみると、枯滝石組にもみえる石組を作っている。
樹齢300年を越える血脈桜(けちみゃくざくら)。朝7時に函館市内のホテルを出発して車で約2時間。ゴールデンウィークで晴天であったが、渋滞は皆無。函館市に戻る道も13時頃に出発したこともあり、帰りも渋滞知らずであった。
○ | 満開シーズンに訪れれば、桜と枯山水の競演を楽しめる。 |
× | 特に見当たらない。 |