おふさ観音 円空庭
おふさかんのん えんくうてい
おふさ観音は正式名称は「観音寺」であり、江戸時代に創建した寺院。江戸時代の地元の娘「おふさ」が、この地で観音様を奉りはじめて、寺院になったことから通称「おふさ観音」と呼ばれるようになった。境内にある庭園「円空庭」は奈良公園の立案者であり、明治時代の儒学者であった前部重厚が監修。
全国約 3,700の末寺を包括する高野山真言宗の別格本山の威厳を感じさせないフランクな山門。おふさ観音は、約4,000株の美しいバラで知られる。訪問した年末は殺風景な境内であったが、目的は本堂奥にある日本庭園「円空庭」である。
「円空庭」の名の由来は「円」は悟り、「空」は無限を表しており、安らぎを与えてくれる庭という意味である。
「鯉の池」の奥には茶房「おふさ」があり、かき氷やおうどんなどを頂きながら庭園を眺められる。年末に訪問したこともあり定休日だった。
滝石組のようにみえるが、竹から流水していることから単なる集団石組だろう。
古庭園の要素は見つからない。
亀の池には中島を造っている。亀は観音様の化身とされている。
一露庭には昭和15年に高野山から移築された茶室「禿亀庵(とっきあん)」がある。
おふさ観音 案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | ベストシーズンに訪れれば、バラと日本庭園を一緒に楽しめる。 |
× | 古庭園を感じさせる要素が少ない。 |