世界2,800ヶ所以上の夜景を巡った男が庭園を巡る
国指定名勝

楽山園

らくさんえん
美しさ ★★
静寂さ ★★★
群馬県甘楽郡甘楽町
  • 庭園への入口門

    高台にある茶屋から殿様・姫君気分で庭園を眺める

    池泉庭園 / 国指定名勝
    庭園面積 7,200坪 (超大規模)
    抹茶など頂ける
    室内からも庭園を眺められる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

楽山園の由来

江戸時代初期に、織田信長の次男・信雄(のぶかつ)によって築庭された楽山園。群馬県唯一の大名庭園である。10年に及ぶ復元工事を経て、2012年に一般公開。(大名庭園:江戸時代に作られた庭園)






  • 楽山園 昆明池

    2017年9月と2020年3月に訪問しており記事では両方の写真を掲載。芝生が青々しているのが9月に撮影した写真となります。こちらが9月に撮影したものであり、横石で低く組んだ護岸石組が美しい汀線(ていせん)を描いている。

  • 楽山園の借景

    楽山園の魅力は借景を見事に庭園に取り入れたところだろう。シームレスに破綻なく山並みへと繋がり、庭園に無限の広がりを持たせている。

  • 楽山園の滝石組

    中島へは土橋で繋がり、その奥には滝石組がみられる。

  • 汀線

    焦点距離155mm(35mm換算)の望遠レンズで、昆明池(こんめいいけ)越しに滝石組を撮影。築山には複数の石を配して滝石組に力強さを与えている。昆明池周辺には「いろは48石」と呼ばれる48個の石を置いており、その一部だろう。また、手間の中島の先に据えた斜めの護岸石が鋭く美しい。

  • 出島の先は洲浜風

    手前が中島であり、奥に出島。楽山園では汀線に注目して回遊してみるのも良い。

  • 左が腰掛茶屋で、右が梅の茶屋

    出島の先は洲浜風で、栗石を敷いている。

  • 梅の茶屋

    左が腰掛茶屋で、右が梅の茶屋である。梅の茶屋へ向かうと、

  • 梅の茶屋

    座敷にあがって眺めることを推奨している。それでは、よっこらせ

  • 楽山園の案内図

    こんな感じで庭園を眺められる。4面とも吹き抜けれているので風が心地よい。ごろっと寝転がるのも気持ちよく、楽山園で日頃の疲れを癒やせる。

  • 泉水

    庭園の奥にある泉水を望む。まるでゴルフ場のような光景に目を奪われる。

  • 楽山園の案内図

    楽山園の案内図。庭園北は、小幡城と呼ばれた御殿の跡地であることが分かる。 [ 案内図を拡大する ]


総評
雄大な借景が見事であり、特に寝転がって庭園を見下ろせる「梅の茶屋」は楽山園でしか味わえない贅沢空間。
×特に見当たらない。


アクセス
群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡648-2
上信越自動車道 富岡ICより約10分

駐車場

開園時間
3月~10月 午前9時~午後5時 (入園は午後4時30分まで)
11月~2月 午前9時~午後4時 (入園は午後3時30分まで)

入園料
高校生以上 300円
中学生以下 無料

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2017-09-09 (土) 更新日 2021-01-02



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よくある質問


いつごろ作庭された庭園ですか。
作庭時期は江戸初期です。
雨でも濡れずに楽しめますか。
室内からも庭園を楽しめますが、庭園を満喫するには屋外を回遊する必要があります。
抹茶や珈琲などを楽しむところはありますか。
あります。



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