札幌市役所庭園
さっぽろしやくしょていえん
昭和46年(1971)に完成した札幌市役所にある庭園。市役所に確認したところ庭園も同時期となる昭和46年に、岩城造園研究所(現・岩城)にて作庭。岩城造園研究所の創業者は七代目小川治兵衛に入門し、愛知県安城市の丈山苑やフランス大使公邸の庭園など多数を手掛ける造園業者である。
札幌市役所にある庭園。ガイドブックはもちろんこと、公式サイトにも庭園の背景などについて説明がなく、街中にひっそりと佇む庭園だ。
大きな岩を切り出したような石を豪快に配置した池泉庭園で、斜面を活かして巨大な滝石組を作っている。
苑路を進んでいくと、池泉の正面から眺めることができ、ちょうど正面が滝石組となっている。
札幌テレビ塔の近くにあり、あまり知られていないが札幌市役所の屋上に展望回廊がある。もちろん無料であるが、夜間は開放されていない。
写真右手に石の彫刻があるが作品名などは記載されていなかった。2,3分もあれば見て回れるような規模感だ。
○ | 巨石を使うことで力強さを感じさせてくれる。 |
× | 商用ビルに囲まれていることで没入感に乏しい。 |