世界2,900ヶ所以上の夜景を巡った男が庭園を巡る

正覚庵

しょうがくあん
美しさ ★★
静寂さ ★★
京都府京都市東山区
  • 山門

    市松模様の飛石がユニークで見逃せない

    枯山水
    庭園面積 300坪 (小規模)
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

正覚庵の由来

東福寺の塔頭寺院である正覚庵は、鎌倉時代(1200)に奥州伊達家4代目当主伊達政依により創建。毎月11月に筆の供養を行うことから「筆の寺」とも呼ばれる。境内には庭園「拝茟園」などがあるが、寺院は通常非公開である。特別公開や旅行会社のツアーなどで見学できることがある。






  • 拝茟園

    2023年の秋の特別公開にて訪問した正覚庵。公公式サイトには「拝茟園」という記載はないが、書院に設置された看板に庭園名が記されていた。縁側は二重の構造になっており、室内側は入側縁(いりがわえん)、外側は外縁(濡れ縁)と呼ばれている。

  • 拝茟園

    「拝茟園」には飛石を打ち、飛石の分岐点となる踏分石には伽藍石(がらんせき)を用いている。伽藍石とは、寺社建築の柱の基礎に使われた石のことである。

  • 拝茟園

    「拝茟園」は一部に低い築山がある「準平庭式枯山水」の様式であり、この呼び名は日本庭園研究会会長の吉河功によるものである。

  • 拝茟園

    拝茟園の庭門。その右手には手水鉢がある。

  • 拝茟園

    手水鉢。

  • 拝茟園

    書院からは二方向に額縁庭園として楽しめ、私はW額縁庭園と読んでいる。

  • 茶室

    茶室へ向かう。

  • 茶室

    中庭には、船形の伽藍石と思われる石と、立派な沓脱石(くつぬぎいし)が据えられていた。

  • 茶室

    茶室には丸窓もある。

  • 茶室

    茶室から本堂の庭を撮影。

  • 延段のような飛石

    延段のような飛石の意匠。

  • 本堂の庭

    先ほど茶室から眺めていた本堂の庭。

  • 拝茟園

    2024年、2025年は特別公開の予定がないため、特別公開が行われる機会には訪れておくのが良いだろう。


総評
飛石が主体の枯山水であるが、伽藍石や市松模様など様々な意匠があり楽しい。また額縁庭園を撮影できる場所が多いのも良い。
×特に見当たらない。


アクセス
京都府京都市東山区本町15-808
JR・京阪「東福寺」駅 徒歩11分

駐車場
あり(無料 ただし、紅葉時期10月25日頃~12月10日頃まで駐車場閉鎖)

開園時間
通常非公開。特別公開などあり。

入園料
大人 1,000円
小・中学生 500円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2023-11-16 (木) 更新日 2025-10-11



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よくある質問


いつごろ作庭された庭園ですか。
作庭時期は不明です。
雨でも濡れずに楽しめますか。
はい。充分に楽しめます。
抹茶や珈琲などを楽しむところはありますか。
残念ながら、ありません。



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