世界2,500ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る

少林寺

しょうりんじ
美しさ ★★
静寂さ ★★★
兵庫県丹波市
  • 少林寺山門

    事前連絡で見学できる池泉庭園

    池泉庭園
    庭園面積 100坪 (小規模)
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

少林寺の由来

少林寺は鎌倉末期(1334)に創建した臨済宗相国寺派の寺院である。庭園は寺院が再整備された江戸初期に作庭されたとされ、事前の電話連絡で見学できる。






  • 江戸時代初期に造られた池泉庭園

    江戸時代初期に造られた池泉庭園は、事前連絡により見学できる通常非公開の庭園である。電話で見学の旨を伝え、朝8時の訪問も快く応じて頂けた。庭園は書院裏にあり室内に入ること無く自由に出入りでき、事前の許可があれば住職不在でも見学できるので安心だ。さて、まずは本堂裏の庭園から見ていこう。山裾という自然の立地を活かして奥行きをだし、かつ立体感が生まれている。

  • 滝石組

    庭園南部は滝石組を中心とした造形で、図解すると次のようになっている。

  • 滝石組 図解

    滝石組の頂部には遠山石(えんざんせき)を据えて、遠山を抽象的に表現している。そして水が落ちるところに茶色の石があり、これは鯉魚石(りぎょせき)と思われる。鯉魚石とは鯉が滝を登りきると龍になるという伝説のことで、もちろん鯉が滝を登るようなことはできないが、ひたすら修行を繰り返すという禅の理念を表現したものである。鯉魚石のある滝石組を龍門瀑(りゅうもんばく)と呼び、兵庫県では龍門瀑は珍しい。また出島には斜めに据えた巨石があり、亀出島と思われる意匠だ。巨石はさならが亀頭石だろうか。

  • 滝石組

    滝石組を撮影。滝水は渓谷に流れ、やがて大海(池泉)に至るという意匠である。また、こうやって撮影すると遠山石は山に見えてくるので不思議である。

  • 滝石組と鯉魚石

    角度を変えて撮影。茶色の石が鯉魚石である。

  • 亀出島と鶴出島

    2つ出島に石橋がかかる。奥の出島が亀出島とすると、手前の出島は鶴出島だろうか。すると平らな立石が羽石とも推測できる。また池泉手前に薄い石を浮かべている。滝石組を見られない場所なので礼拝石ではなく、舟着き場をイメージしているのだろうか。

  • 観音堂周辺 龍池式の池泉庭園

    ここまでに紹介した池泉庭園は、写真右手にみえる本堂裏手にある。左手の観音堂は石組で組まれた高台にあり、下部は排水を兼ねた龍池式の池泉庭園となっており、こちらは自由に参拝できるような敷地と思われる。龍池式:水路のように取り巻くように造れらた池

  • 弁財天

    観音堂周辺の庭園は集団石組で構成され、池泉には七福神のひとり弁財天が祀られている。

  • 集団石組

    集団石組には荒々しい力強い石組となっており、江戸初期の風合いを残している。


総評
本堂裏の池泉庭園が見事であり、コンパクトながら山裾を利用することで奥行き感があり、かつ立体感が生まれている。
×特に見当たらない。


アクセス
兵庫県丹波市春日町朝日537
JR「黒井」駅 徒歩20分

駐車場
有り(無料)

開園時間
電話による事前連絡

入園料
無料

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2020-12-07 (月) 更新日 2021-02-07


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