称念寺(赤門寺)
しょうねんじ(あかもんでら)
称念寺(通称:赤門寺)は親鸞聖人の命により無為信(むいしん)が鎌倉時代(1214)に開基したと伝わる浄土真宗本願寺派の寺院である。
山門が朱塗りであることより、通称「赤門寺」とも呼ばれる称念寺。本堂前には南北に穿った池泉庭園があるが、作庭時期については不明だ。ただ作りから昭和以降の近代庭園だろう。
池泉北部の滝石組のような石組が豪華である。
池泉には大きめの石を敷いた州浜を設けている。
池泉南部には二石の自然石による石橋を渡している。
参拝者や墓参りの檀家用の休憩施設に付随するちょっとした池泉庭園。特筆できる要素はないが、どこか心落ち着く空間であったことを付け加えておきたい。
○ | 池泉東部の滝石組のような石組が力強く良い。 |
× | 庭園目的で訪問すると物足らなさを感じる。 |