正徳寺
しょうとくじ
正徳寺は江戸初期に創建された知恩院を本山とする浄土宗の寺院である。聖徳太子が自作したという太子像を安置しており、現在の本堂は明治38年(1905)に再建された。中庭には石庭が設けられているが、作庭時期は不明であるが、作庭時期は不明だが、石の外観から江戸後期以降と推測される。
中庭に石庭があるため、お寺の方がいらっしゃるタイミングでしか見学できない庭園。事前に電話連絡をして訪問したものの、法事が入っていたため、5分だけ時間をもらい撮影した。
石庭内は普段見学不可のため、通路の窓を開けて撮影した。
通路越しに石庭を撮影。
伊那谷公式サイトには「巨石を配した三身の石庭が見事です。」と記載されており、おそらく写真に赤線を引いた2つの石が「三身」だろう。ちなみに三身(さんじん)とは、仏としての本質的な3種の特性であり、真理・知恵・慈悲の3つのことをいう。
僅かな時間で撮影を終えて表庭を散策。鶴の銅像と亀の石があり、その奥に巨石による石灯籠が置かれていた。
駐車場に「アニメ聖地巡礼 発祥の地」という石碑があった。調べてみると昭和60年(1985)に週刊少年サンデーで連載されたアニメであり、平成3年(1991)にオリジナルビデオ(OVA)で公開されたシーンに田切駅が登場し、ファンが田切駅を訪れはじめるようになり、これがアニメ聖地巡礼の発祥とされているようだ。
○ | 三身の石庭という他庭園では見られない見立ての石がみられる。 |
× | 特に見当たらない。 |