天得院
てんとくいん
室町時代に創建した臨済宗東福寺派の天得院。桔梗の寺として知られ、一般非公開であるが毎年桔梗の咲く6~7月と紅葉時期のみ公開。桔梗の咲く枯山水は、安土桃山時代に作庭されたと伝わる。
桔梗の開花時期と紅葉時期のみ一般公開される天得院。雨天であったが書院からの観賞式であるため、問題なく見学できる。むしろ桔梗や苔や石組が艶やかになり美しい。
安土桃山時代の枯山水とされる。苔庭に石組がいくつか配置されているが、石組の特徴が少なく感じる。
石組は平面的に組まれており、視点場を余り変えらないことが単調さを生んでいるのだろう。
ただ枯山水に桔梗が咲き乱れる様子は可愛らしく美しい。
桔梗。
華頭窓越しの額縁庭園。パンフレットでは石灯籠が主体となっているが、植栽の成長により石灯籠の大半が隠れてしまっている。
○ | 苔庭の枯山水に、紫色の桔梗が咲いている様子は美しい。 |
× | 純粋に古庭園の枯山水として評価すると特徴に欠ける。 |