ほまれ酒造 雲嶺庵
ほまれしゅぞう うんれいあん
ほまれ酒造は大正7年(1918)に創設。昭和25年からは庭園「雲嶺庵」の造園が開始され、数十年かけて現在の庭園となった。
創業100年を越える酒造メーカー「ほまれ酒造」では、直売所や酒造見学のほかに日本庭園「雲嶺庵」を自由に散策できる。なお、1枚目の庭園入口は分かりにくく、駐車場から導かれる「ほまれ酒造」の看板がある入口から入るのが一般的だろう。本記事最後にその入口の写真を掲載。
細長い池泉を中心として苑路が作られた池泉回遊式庭園となっている。
写真奥には磐梯山(ばんだいさん)の山並みが顔を覗かせる。そして、この庭園で注目したいのが写真左の滝石組である。
焦点距離70mm(35mmm換算)で撮影すると、徐々に手前に迫ってくるような滝石組になっている。ただ、別角度から眺めると、、、、
なんと、道路で分断されている!!
道で分断された奥にある滝石組を撮影。何段にも落とされた滝で、滝を二分する巨石により、豪壮な雰囲気を醸し出している。
そして、改めて手前から撮影。奥にある滝が道路の先にある滝であり、池泉の手前から眺めると繋がっているようにみえる。雲嶺庵でもっと美しい構図であり、そして優れた仕掛けだ。
池泉は2段になっており、沢飛石の苑路で回遊できる。
休憩スペースから雲嶺庵を眺める。
直売所では様々な日本酒が販売されている。
こちらが雲嶺庵へアクセスしやすい入り口である。どなたでも自由に立ち寄れるのが嬉しい。
○ | 道路を隔てた先にある滝がひとつに庭園のようにみえる構成が面白い。 |
× | 庭園南部は、やや手入れが追いついていなかった。 |