世界2,300ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る
国指定名勝

西明寺

さいみょうじ
美しさ ★★
静寂さ ★★
犬上郡甲良町

西明寺の由来

湖東三山のひとつに数えられる西明寺は、平安時代初期(834)に創建された天台宗寺院。本堂は鎌倉時代の代表的な建物で、国宝第一号に指定されている。本坊庭園「蓬莱庭」は国指定名勝となっており、江戸幕府の茶人としても知られる庭園デザイナー・小堀遠州(こぼりえんしゅう)の庭を手本にした小堀遠州流の庭園といわれる。






  • 蓬莱庭

    金剛輪寺百済寺と並ぶ湖東三山。山門を入ってすぐに出会うのが蓬莱庭。ちなみに、紅葉時期は湖東三山は混雑必至。当日は雨天で、平日、かつ朝一と言うこともあり、このような人が少ない状態で撮影できています。

  • 手前が亀島、奥が鶴島

    蓬莱庭の全体像を把握するため高台から撮影。池泉には2つの中島があり、手前が亀島、奥が鶴島となっている。

  • 亀島

    亀島には荘厳な石橋が架けられている。初見では亀島と理解しにくいだろう。

  • 折り鶴の形をした鶴島

    こちらが鶴島。パンフレットには「折り鶴の形をした鶴島」と表現されているが、植栽が伸びきっており、その姿を確認しにくいのが残念である。

  • 薬師如来、日光、月光の三尊仏を表す立石

    三尊石。パンフレットには「薬師如来、日光、月光の三尊仏を表す立石」と表記されていることから、中央の立石が薬師如来で、両サイドは薬師如来をサポートする太陽と月の光の象徴である日光菩薩、月光菩薩(がっこうぼさつ)だろう。

  • 枯滝を表現している石

    画面中央の立石。下に向かって細くなる石は、安定感に欠けることもあり、日本庭園で使われることは極めて珍しい。「茶の湯的 ・ 建築 庭園 町並み観賞録」によると、枯滝を表現している石という説も。

  • 枯滝石組

    階段横には枯滝石組がみられる。青ラインが枯滝石組であるが、巨石は使われていないものの、とても美しい意匠である。

  • 山畔(やまくろ)には無数の立石

    山畔(やまくろ)には無数の立石が組まれていて、心字池前から眺めると奥行き感を生み出している。

  • 苔庭

    蓬莱庭を登っていくと、苔庭がお出迎え。石組の多い蓬莱庭と違いこちらは石はごく僅か。

  • 苔庭と池泉

    護岸石組は控えめながらも高さが揃えられて、全体としての纏まりがよい。

  • 苔庭に据えられた品の良い石

    苔庭に据えられた品の良い石に重厚感を感じる、また池泉には丸石で島を表現しているのだろうか。なんとも優美な光景である。

  • ひときわ目立つ立石

    池泉には流れが設けてあり、石の少ない苔庭にひときわ目立つ立石を据えている。

  • 美しき苑路

    苔庭と紅葉に囲まれた美しき苑路。

  • 国宝の三重塔

    国宝の三重塔。苔好きには堪らない日本庭園だろう。湖東三山では金剛輪寺と甲乙付けがたい名園といえるだろう。


総評
石と苔の美しさに魅了される。混雑する紅葉時期を外して、苔の映える梅雨時期に訪れてみるのも良いだろう。
×蓬莱庭の鶴島の植栽が伸びきり、石組がよく見えない。


アクセス
滋賀県犬上郡甲良町大字池寺26
名神・湖東三山スマートインターから5分/近江鉄道・尼子駅から予約制タクシーで約12分

駐車場
有り(無料)

開園時間
午前8時~午後5時

入園料
一般 600円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2018-11-22 (日) 更新日 2019-06-21


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