愛荘町立歴史文化博物館
あいしょうちょうりつれきしぶんかはくぶつかん
金剛輪寺へ向かう山道途中にある愛荘町歴史文化博物館は、平成6年(1994)に秦荘町歴史文化資料館として完成。市町村合併により現在は「愛荘町歴史文化博物館」と改称。
湖東三山の1つに数えられる天台宗の寺院・金剛輪寺。紅葉時期には多くの観光客で賑わう金剛輪寺の山道途中にある歴史文化博物館には、紅葉も楽しめる庭園「玉水苑」がある。
石組も植栽も豊かな池泉回遊式庭園である。ただ、池泉庭園で時折みかける防鳥ネットに少々興ざめてしまう。
子ども能楽教室の発表会を開催する前庭舞台が、池泉上に造られた珍しい構成である。その奥には意欲的な石組がみられる。別角度から撮影すると、
このように立石を中心とした集団石組になっている。
玉水苑の奥には、立石による滝石(瀧石)と枯流れと思われる石組がみられる。立石による滝石は、京都の曼殊院庭園を参考いただくと理解しやすいでしょう。
奥の池と手前の池は石橋で繋がっているようにみえるが、分離されている。博物館だけあり、庭園よりも貯蔵品がメインの施設である。
○ | 滝石と枯流れと思われる石組が面白い。 |
× | 金剛輪寺 本坊明寿院を拝観した後だと、もの足らなさを感じる。また防鳥ネットに少々興ざめしてしまう。 |