栄摂院
えいしょういん
栄摂院は安土桃山時代(1589)に創建した金戒光明寺の塔頭で浄土宗である。通常一般非公開ですが、毎年秋のみ庭園が特別公開されている。本堂、書院が江戸初期に建築されているため、庭園も江戸時代に作庭されたと推測する。
金戒光明寺から徒歩3分ほどの距離にある塔頭寺院・栄摂院。金戒光明寺と同様に秋のみ特別公開されている。
コンパクトな敷地に紅葉、苔庭、池泉がまとまっている。
苔庭には延段のように玉石を敷いており、ダイナミックな曲線を描くことで苔庭に見事に馴染んでいる。
玉石を敷いた延段。本堂と木々に囲まれているため苔庭への直射日光が軽減され、苔のコンディションも良い。
本堂東側へ。
本堂の北側に枯山水がある。Flickerに投稿された写真をみると本格的な枯山水が広がっていた。特別公開期間でも枯山水は写真の先には立ち入りできず、見学できないのが残念。
金戒光明寺に近いということもあり、平日にもかかわらず数人の参拝者がいた。
○ | とてもコンパクトで石組も少ない庭園であるが、紅葉で覆われ、本堂との組み合わせにより見応えのある池泉庭園になっている。 |
× | 本堂北側にある枯山水も見学したくなってしまう。 |