円福寺

観光サイトで「円福寺の苔庭」というキーワードを見て立ち寄った円福寺。到着してまず驚かされたのは、参道前に立てられた二つの巨石。左右で異なる石が使われており、右側が青石だ。

燕堂多聞天の参道は20mほどと短いが、写真のように豪華な枯滝石組が見られる。力強い石が断崖のように配置されている。

住職に伺ったところ、二段落としの枯滝石組は、かつては水が流れていたと檀家の方が話していたそう。それにしても、非常に力強い枯滝石組だ。

: 枯滝石組の上側にも小径があり、そこから撮影。

山門を抜けると本堂前に池泉庭園が設けられている。

小振りな岩島ながらも、石の形状が良く苔付き良い。

京都大原・三千院の庭師によって江戸時代に作庭された池泉庭園は、事前の電話予約が必要となる。（当日でも、対応可能な場合もある）

この庭園は「円福寺の苔庭」や「越後の苔庭」と呼ばれているが、猛暑の影響で苔がかなり死滅していた。本来の様子は＆Komachiの写真を見て欲しい。

庭園に降りて散策させていただくが、石は残されているように感じるため、再整備されれば当時の姿に戻せるだろうと感じた。

丸窓からの額縁庭園。