三景園
さんけいえん
広島空港の開港を記念して平成5年(1993)に作られた池泉回遊式庭園。空港工事で出た石などを利用して作られており、広島県の山・里・海の風景をモチーフにしていることから三景園と名付けられている。作庭は伊藤邦衛(くにえ)であり、名古屋の徳川園などの庭園作庭に携わっている。
「さんけいえん」と聞けば横浜の三渓園を思い出すだろう。こちらは「三景園」と広島空港に隣接した広大な池泉回遊式庭園である。もみじまつり開催期間の朝イチで訪れたこともあり、まだほんのり暖かさの残るにしき堂のもみじ饅頭を頂けた。
潮見亭のデッキから望遠レンズで池泉越しの築山を撮影。離れた距離にあるが、白色の巨石により石組に存在感を与えており、豪壮な様子を感じさせる。
平橋、反り橋、平橋、反り橋(写真には映っていない)と橋が連なる橋群が三景園の特徴でもある。
笹で覆われた築山と反り橋。大名庭園のような規模と風格を感じさせる。
一番右手にある反り橋。丘の上には観月亭があり、庭園を見下ろせる。
大海と芝庭の汀には栗石を敷いた洲浜(すはま)が作られている。これより水際を美しく魅せている。
反り橋の麓には護岸石組で囲まれた出島が作られ、築山には蓬莱山的な石組がみられる。
高台から見下ろす。中島は巨石による護岸石組になっている、そして奥には洲浜がみえる。
大海に5つの中島と2つの出島を設けて橋で繋げている。
滝見台へ三段の滝を見に行くが、木々に挟まれ滝はよく見えない。
三景園 案内図
○ | 橋群、中島、白石の巨石が積まれた築山の一連が美しい。 |
× | 木々の生長により滝見台から滝が見えにくくなっている。 |