岩崎弥太郎生家
いわさきやたろうせいか
三菱財閥の創設者である岩崎弥太郎(岩崎彌太郎)の生家が復元保存されている。弥太郎の曽祖父にある弥次右衛門が郷士の株を売って1795年ごろ建築したものであり、敷地には日本列島の石組が残されている。
暴風雨が収まったタイミングでの岩崎弥太郎生家へ。そのような悪天候の平日にも関わらず、数組の観光客が訪れていたのに驚く。延べ段の右側に竹垣で囲まれた敷地に「日本列島の石組」が保存されている。
日本列島の石組とは、弥太郎が少年期に天下雄飛の夢を託して、自ら石を組んだと言われている。
説明板から眺めると日本列島に見えるとのことであるが、分かりにくい。
案内版にはこのように解説されているが、当時と石組が変わっているのだろうか。その後、事業で成功した岩崎弥太郎は廃した邸地を取得し名石の庭園「清澄庭園」を作り上げた。
庭園はこれだけであるので、塀に注目してみると、石を組んだ力強い独創的な意匠に眼が留まる。
真新しい竹を使った柴垣は、自然に調和していて美しい。
○ | 石を組んだ塀、竹を使った柴垣が美しい。 |
× | 日本列島の石組はやや分かりにくい。 |