浄楽園は、金閣寺の庭を参考に京都・金閣寺の庭園管理に携わり、文化財庭園保存技術者協議会の名誉代表・玉根徳四郎氏によって作庭。昭和50年から造園を行い昭和58年(1983)に開園。
室町時代の趣を備えた日本庭園と謳う浄楽園は、室町時代に作庭された鹿苑寺(金閣寺)のの庭園を参考にしていることに由来する。舎利殿「金閣」に相当するものがないと思うかしれないが、鹿苑寺(金閣寺)は池泉に浮かぶ中島が庭園の魅力であり、浄楽園ではそれを表現している。
吾妻小富士を借景として広大な池泉には大きな中島が複数配している。写真は亀島と推測でき、写真の赤色の★マークは亀頭石だろうか。
望遠鏡や望遠レンズで眺めることにより、美しい景を魅せてくれるのも鹿苑寺(鹿苑寺(金閣寺)と同じ仕掛け。写真は焦点距離150mm(35mm換算)で撮影している。奥にある岩島が浄楽園で中心となる景観である。
別方向から岩島を撮影すると、蓬莱山を彷彿させるような意匠になっている。蓬莱山とは蓬莱山とは不老不死の仙人が住む山とされ、不老不死の薬があるされる。池泉には長寿のシンボルである亀島と思われる中島があることより、長寿を願う蓬莱式庭園ともいえる。おそらく鶴島も存在するはずであるが、鶴島は抽象的な表現が多いこともあり、どれが鶴島にあたるか推測できなかった。
蓬莱山を別方向から撮影。天を突くような鋭い立石である。
蓬莱山を中心に広域撮影。奥には東屋が作られている。
東屋では抹茶とお菓子を頂くこともでき落ち着いた空間だ。ここからの眺めを楽しむのであれば、順光となる午後が良いだろ。写真は朝イチで逆光となる。
とても横長な中島。護岸石組も巨石で組まれ、これほどのスケール感ある中島はなかなかお目にかからないだろう。
駐車場の田園風景も美しかったので、愛車A5 Spotbackを撮影。ちなみに庭園巡りでは後部座席を倒して車中泊を繰り返しています。狭そうに見えますが、ハッチバックであるため意外と快適ですよ。
○ | 鹿苑寺(金閣寺)の鏡湖池に配置された中島や岩島を模した巨大な回遊式池泉庭園に圧倒される。 |
× | 特に見当たらない。 |